赤坂浄苑ご契約の皆さま方におかれましてはコロナウィルス感染拡大防止の対応に追われ心身ともにお疲れのこととお察しいたします。

四月七日に国から「緊急事態宣言」が発令されました。宗教者として、雇用主としての社会責任を全うするため、4月11日(土)より解除されるまでの期間(五月六日までとなる見通し)下記の対応をとることといたしました。

 当苑を原則「閉鎖」とさせていただきます。皆さま方におかれましては是非ご参拝を自粛いただき、不要な外出をしないようお願い申し上げます。
(閉鎖となりますが館長もしくは職員が一名待機いたしておりますので閉鎖連絡が行き届かない方への対応はとらせていただきます。)※下記の時間帯のみ

② 電話対応のため必ず一名は常駐する体制をとりますが。受付時間は土日平日問わず午前十時から午後三時までとさせていただき、それ以外の時間は転送電話にて館長の角田賢隆が対応いたします。

③ お受けした期間内のご法要に関して延期や自粛をお願いたしておりますが、やむを得ず行う場合については感染防止対策をしっかりとったうえで執り行わせいただきます。(マスクの着用、参加人数を減らす、お膳をお持たせの弁当に変更するなどのご配慮をお願いいたします。)

④ 急なご不幸がありました際に関しましては 「提携葬儀社」と連携をとっており、迅速に動いていただける体制を整えております。まずはご連絡くださいますようお願いします。(転送電話で終日対応いたします。)

先般の「志村けん」さんご逝去でご存じの方も多くおられることと思いますが、コロナウィルスに感染して亡くなられた場合、遺体からの感染を防ぐため、死後病院ですぐにご遺体を「非透過性収体袋」に収め、密閉のうえ納棺されます。その後一度も面会できないまま指定の火葬場で荼毘に付し、収骨は火葬所職員が行い、家族が故人と対面できるのは遺骨になってからだそうです。厚生労働省の発表では「できる限り遺族の意向等を尊重した取扱いを」と明記しておりますが、現状ではそのような寂しい状況になっているそうでございます。

また、ご遺体の納棺や搬送・火葬に従事する方たちの防護服や防護マスク・消毒液などの枯渇が問題となっております。感染でお亡くなりになられる方が増えた場合先の対応に見通しが立たない状況だそうでございます。

大阪府知事の言葉をお借りしますと、今後二週間、国内の感染者は確実に増加してまいります。潜伏期間が二週間程度なのでそこまでの未来は決まっています。しかしその先はまだ変えられるのです。緊急事態宣言にありました通り、人と人との接触を七割から八割削減する行動は今後に係わる大変重要なこととご理解ください。

先日ご契約者さまから「ご先祖さまになかなかお参り行けず申し訳ないが、元気でいることもご供養だと思います。」というメッセージをいただきました。まさしくその通りでありますし、ご先祖さまは感染のリスクを負ってまでお参りしてほしいとは思わないはずです。

様々なご意見があることとは重々承知しております。ですが、何より皆さま方、従業員、自分自身が感染しない。命を守るというのが閉鎖の目的です。批判は後程お受けいたしますので是非自粛を遵守くださいますようお願いいたします。

閉鎖期間中にはメッセージや動画を配信し現状を報告していく予定です。よろしければホームページ・フェイスブック・ラインなどをご覧くださいませ。また題材にしてほしいことやご質問などございましたらメールやラインでお寄せください。随時更新してまいります。

伝燈院 赤坂浄苑 館長 角田賢隆 拝

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