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お知らせ

新年あけましておめでとうございます。

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
ご契約者様並びにご縁者の皆さまには、穏やかに年の初めをお迎えのことと存じます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年の初めになりますと、「初詣は神社とお寺、どちらへ行くのが正しいのでしょうか」と尋ねられることがあります。テレビでは神社が多く映り、お寺は除夜の鐘という印象を持ちの方も少なくないようです。そこで今年は、この素朴な疑問をきっかけに、日本の信仰の歩みを少し振り返ってみたいと思います。

もともと日本人は、山や川、田畑といった身近な自然の中に「神」のはたらきを感じ、祈りを捧げてきました。六世紀頃、大陸から仏教が伝わり、仏さまの教えが広まっていきます。当初は仏教と在来の神まつりは対立するものではなく、むしろ「神も仏もともにこの国を守ってくださる」と考えられました。こうした神仏習合(しんぶつしゅうごう)の歴史の中で、多くの寺には土地や地域を護る神である鎮守(ちんじゅ)さまがまつられ、神社にも仏さまのお堂が建てられるようになりました。

この流れが大きく変わったのは、明治維新の頃です。新しい国づくりの中で神仏分離令(しんぶつぶんりれい)が出され、分離の名のもと神社と寺院は制度上きっぱりと分けられ、仏像や礼拝が失われた地域もあったと伝えられます。しかし、人びとの心の深いところでは、「正月は神社へ、お盆やお彼岸はお寺へ」というように、役割を分かちつつも、神と仏の両方を大切にして今日まで暮らしてきたのだと思います。

では最初の質問に戻り、現代社会において「初詣は神社とお寺、どちらへ行くのが正しいのでしょうか」。ここまで読んだ方ならお分かりになるかと思いますが、神仏へ手を合わせ、感謝することに順番はありません。実際皆さまのお話を伺うと、まず神社にお参りし、そののちお寺へ参拝にみえる方が多くおられますが、その逆であってもかまいません。大切なのは順番ではなく、その都度、静かに姿勢を正し、合掌(がっしょう)し、「日々の感謝」「今年をどう生き抜きたいという誓い」を自らの言葉でお伝えすることです。家族でお参りになるときには、どうぞお子さんやお孫さんに、その心を丁寧に語り継いでいただきたいと思います。初詣は、信仰を次の世代へ手渡す大切な機会でもあります。

流行りだから、みんなが行くからと、ただ願いごとを並べるだけでは、せっかくの初詣もすぐに色あせてしまいます。今年こそは「どう楽しく生きようか」「人さまや社会にどうお役に立てるのか」と、心身を落ち着けて自らにたずねてみたいものです。寺であれ、近所の小さな祠であれ、その時間を胸に静かに合掌(がっしょう)するとき、そこはすでに仏道の道場となります。

道元禅師は『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』の中で、「一日を大切にする者は、生涯を大切にする」と示されました。新法三百六十五日の一日一日の積み重ねにほかなりません。初詣は、その最初の一日をどう踏み出すか、仏さま・神さまとともに確かめる営みといえるでしょう。目の前の一歩一歩を丁寧に運ぶところから、私たちの一年の仏道がはじまります。

本年が、皆さまにとって、尊い一年となりますよう、寺においても折々にご縁を結び、共に仏道を歩ませていただければ幸いです。どうぞ変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げ、新春のごあいさつといたします。

合掌

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