令和5年11月7日(火)から9日(木)の3日間にかけて、当苑と契約者さまの親睦を兼ねた「旅行会」を21名の参加者で開催いたしました。

11月7日(火)関東では朝から強風が吹き通勤通学に影響を及ぼすとの予報があり、皆さんがお揃いになられるかと心配しましたが無事全員がそろい、飛行機のほうは定刻より1時間遅れて出発。

初日はまず大分空港からバスに乗り、全国4万社ある「八幡さま」の総本宮である「宇佐神宮」に行ってまいりました。こちらは伊勢神宮につぐ国家第二の宗廟(そうびょう)とされ、皇室とも深いつながりがあり、 「出雲大社」と同様に「二礼四拍手一礼」の独特な作法がございます。また、現在は跡地しかありませんが神仏習合(しんぶつしゅうごう)の発祥地として、明治まで1000年以上の長きにわたり境内に「弥勒寺」(神宮寺)という寺院が伽藍を構えいた仏教とも深いかかわりのある神社です。

その後「宇佐神宮」を後にし、山道を進み「耶馬渓」(やばけい)に行ってまいりました。こちらは古くからの火山活動の浸食により形成された奇石が連なる見事な渓谷であり、日本三大奇勝(珍しい景色)の一つです。長い夏の影響で紅葉の見ごろはこれからという感じでしたが、素晴らしい景色を見ることが出来ました。

耶馬渓を後にし1日目の宿は別府湾を望む温泉ホテルに宿泊。夜の宴会では皆さまお酒も進み、たのしい会となりました。

2日目はまず阿蘇市の「草千里」へ。晴天とお天気に恵まれ途中には75キロ離れた「普賢岳」がくっきり見えたほどで、ガイドさんもびっくり。悠々たる草原と広大な山々を堪能しすがすがしい気分になりました。

その後昼食をとり、いよいよ天孫降臨の地である「高千穂神社」へ。ここは天照大神(あまてらすおおみかみ)よりこの地を統べるよう命じられた、孫の「瓊瓊杵尊」(ににぎのみこと)と神武天皇(初代天皇)の兄であり、この地を「鬼八」(きはち)という悪神から救った「三毛入野命」(みけいりのみこと)が中心に祀られる、「高千穂の神話」を代表するような神社でございます。神社の柱には鬼八退治を模した木造がございました。

高千穂神社を後にして「高千穂峡」へ。体力に自信のあるかたは長い階段を降り遊歩道付近まで行き、神々が降り立ったであろう神秘的な渓谷を見てまいりました。

2日目の宿は熊本市内のホテルへ。この日も宴席がございましたが、少しお疲れなのか明日に供えてか、皆さま前日より少しアルコールを控えているご様子でした。私は少し物足りず夜抜け出して地元民のお勧めするラーメンを堪能させていただきました。美味しかったので熊本市に行った際は是非→「らーめんや よしもと」(クリックで食べログが開きます)

3日目は先ず令和3年に天守閣が復興した「熊本城」へ。石垣の復旧はまだまだ時間がかかるようですが、天守閣内は様々な展示がされており、特に西南戦争の画像や映像の資料は衝撃でした。また、復旧が進んでいないことにより大規模な「特別見学通路」が設置されており、従来よりも観光しやすいのではないかと感じます。

昼食は柳川の「鰻」を堪能いたしました。

その後最終目的地の「太宰府天満宮」へ。学問の神様として有名な「菅原道真」が祀られる神社で、全国に12,000社ある「天満宮」「天神神社」の総本社です。ここではお仏壇の「はせがわ」の関連会社である「はせがわ美術工芸」が修復を手掛けた関係で、特別に神職さんによる案内(特別拝観)をいただきました。また本殿は改修中でございましたが、仮本殿は鎮守の森が屋根の上にそびえる見事な造りで今しか味わえない特別感があり、その中で旅行参加者への「ご祈祷」もいただきました。また、神社さまよりお土産までいただき「はせがわ美術工芸」へはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。私個人といたしましては高校受験の息子がおりますので、一生懸命勉強しますようにとお願いしてまいりました。

その後「福岡空港」へ。さすがに皆さまお疲れの様子でございました。途中小さなトラブルはいくつかございましたが、出発時以外全行程で天候に恵まれ(暑いくらいでした)皆さまが無事に帰路につかれほっといたしました。行程や食事などまだまだ改善していかないといけない部分もございましたが、最後には次回開催時のご要望をいただくなど目的であった親睦は図れたものと思っております。今後も様々な企画を通じ皆さまとの縁を深めていければと考えておりますので、機会がございましたらご参加下さいますようよろしくお願いいたします。

伝燈院 赤坂浄苑 角田賢隆 拝